1万円以上のご購入で代引き手数料・送料無料
  • ギャッベ(ギャベ)絨毯サマークーポンセールページへ(ギャッベ&ペルシャ絨毯オリエンタルムーン)
  • ホシナマイ・ギャッベ
  • 100%天然素材
  • 珠玉の逸品
  • 最高級ギャッベブランド・ホシナマイ(ギャッベ&ペルシャ絨毯オリエンタルムーン)
  • 来店予約
  • スピードクリーニング
 

商品情報

新ブランド「ホシナマイ・ギャッベ」

ホシナマイ・ギャッベ それは最高級ギャッベの証です

本当に信じられるものを100%の自信をもって直接


ギャッベ(ギャベ)のブランド「ホシナマイ」のロゴマーク


ブランドコンセプト「king of gabbeh」
kingの象徴としてのライオン。イランと日本をあらわす2匹がギャッベを通じて繋がる様子を表現しています。



1 イランの伝統的な草木染めで作られています
2 抜け毛が少なく快適な使い心地への工夫
3 上質な若い羊のウールを使用、夏も冬も気持ち良い感触



1 イランの伝統的な草木染めで作られています

昔からそうであったようにイランの草や木から採った天然の染料を使って手作業で染め上げていきます。


オリエンタルムーンのギャッベ(ギャベ)は草木染め、天然由来の染料を使用しております。

乾燥したザクロの皮


イランのギャッベ(ギャベ)ホシナマイの草木染めによる赤色の染色作業の様子

ギャッベのウールは、高温でぐつぐつと煮るように色を入れます。何度も色入れを繰り返すことでしっとりと美しい色に染めあがります。また、灰や塩など媒介を使用することで色の数が増え、色のトーンに豊かさが生まれます。




2 抜け毛が少なく快適な使い心地への工夫

ギャッベの特性である遊び毛・抜け毛は、とりわけ日本の住環境で使用する際には大きなストレスとなります。この部分を克服し、快適な使い心地とする工夫が、ホシナマイ・ブランドが最もこだわったポイントです。


オリエンタルムーンのギャッベ(ギャベ)「ホシナマイ」には抜け毛や遊び毛が出にくい工夫がなされているので気持ちよく使い続けられます。

イランの女性が家事や子育てをしながら一目一目結んで織りあげる家庭織りのギャッベ。




3 上質な若い羊のウールを使用、夏も冬も気持ち良い感触

イランの大自然の中で放牧されている羊たちの毛は、保温放湿性にすぐれており、コシがあって丈夫です。その中でも若い羊のウールを使用しているので柔らかな手触りです。


オリエンタルムーンのギャッベ(ギャベ)「ホシナマイ」にはイランの大自然の中で放牧された保温放湿性にすぐれたコシがある若い羊のウールを使用しているので耐久性が高く柔らかな手触りです。

オリエンタルムーンのギャッベ(ギャベ)「ホシナマイ」に使用しているウールは、ハリ・コシ・油分があって水や汚れにもとても強いです。



ここが違う!ホシナマイブランド安心できる3つの強み

1、品質への安心

「ホシナマイは、自分で見て確認!自分自身が納得した商品です」

聞いたことありませんか、「オーナーが、イランに自ら赴いて選定している」という謳い文句。代理店があれば、実際は、宿も移動も全ておまかせの修学旅行のようなパック旅行です。数日間の滞在の中で、限られた場所の中から完成品を選ぶだけで、価格も、そして肝心な品質も先方の話を信じるしかないでしょう。

過去の話になりますが、十年以上も直接取引のあった会社が、当店が安く販売していることに不満を持った代理店に対し、直接販売していないし当店の事は知らないとウソの説明をした為、それを信じた代理店に裁判に訴えられるということがありました。裁判が進む中で、「知らない」は、「イラン国内向けに販売した」と説明が変遷していきましたが、最後まで正直な話はありませんでした。

当ブランドは、自らの今までの知識と経験、そして圧倒的な現地情報力を武器に、ウソの無い正直な商品だけを取り扱おうという目的で立ち上げました。品質への100%の安心をお約束いたします。


2、信頼への安心

「ホシナマイは、当店が責任を持った商品です」

ギャッベに限らず何かを購入すときは誰でも買って良かったと思えるものを選びたいと思うでしょう。だから、信頼できる店で安心して選びたいですよね。ホシナマイは、出所が明確なものだけを取り扱いたいという願いから生まれた当店独自のブランドです。

インターネットでも安心して選べるよう正確な商品説明をしておりますが、分からない点などあればお気軽にお問い合わせください。どんな人がやっているのか話してみたかったなんて電話もOKです。購入後の疑問やメンテナンスのご相談も責任もって期限無く対応いたしますので、ご安心ください。


イランにて、高級ギャッベ(ギャベ)ホシナマイ

イランにて、ホシナマイ・ギャッベの工程風景


3、安さへの安心

ホシナマイは、「メーカー(MAKER)」です。皆様ユーザー(USER)へ直接お届けです。

一つの業者が間に入るとギャッベの価格は倍になります。直輸入のお店でも卸売を行なうところは小売の店頭価格を考慮した価格設定に合わせます。代理店が表向きのマージンにプラス、こっそり仕入れ値に上乗せをしてメーカーに価格を提示させるという実態も。価格は品質に必ずしも比例するものではありません。消費者はギャッベ自体に支払う額よりも多くの額を流通マージンに払っているのが実情です。

■ホシナマイの場合
メーカー▶▶▶▶▶▶▶▶▶▶実際使う人ユーザー
(×1)

■一般の流通の場合
メーカー▶代理店▶小売店▶実際使う人ユーザー
(×3)




ギャッベ&ペルシャ絨毯直輸入販売オリエンタルムーンの店長

オリエンタルムーン店長より

1999年の創業から当店に入ってきた商品の全てを撮影して商品説明を書いてきました。その数、延べ一万枚以上。写真を撮ったら、じっくり見て、それから触ってみて、その上に座って時々は遠いイランに思いを馳せたりしながら、その商品の特徴をノートにメモするのが私のルーティンです。

取り扱い数量がうちより多いところは他にあるかもしれません。でも、一枚一枚をこれだけ深く観察している経験を持つ人は他に無いと自負しています。

クリーニングやメンテナンスで届く品、それもすべて自分で確認しています。使用年数や使用方法による変化の具合や違いを体感することは新たな気づきの連続で私の知識を日々豊かにしてくれます。

この経験深度こそがホシナマイ品質の礎となっています。私どもがお伝えするのは、販売研修の短期詰込みの知識でも、聞いただけの情報でもありません。経験を重ねてきた本物のプロフェッショナルとしてお客様に安心をお届けいたします。


防炎認定を


当店オリジナルブランドである 「ホシナマイ・ギャッベ」は、防炎性能認定品です。ホシナマイ・ギャッベの裏面には防炎マークをつけてお届けいたします。一般のご家庭はもとより、ホテルや学校、公共施設にも安心して導入していただけます。


※防炎認定とは?
消防法の防炎規制では不特定多数の人が出入りする施設・建築物や高層建築物、地下街等の防炎防火対象物で使用されるカーテンやじゅうたん等は防炎性能を持つ防炎物品の使用が義務づけられており、それらには「防炎」の表示をつけることになっています。




ホシナマイ・ギャッベ商品一覧ページへのリンク






水をはじく「ホシナマイ・ギャッベ」(動画で見る)

上質な若い羊のウールを使用しているので、水や汚れに強いです

ホシナマイ・ギャッベに水をこぼしてみました


ホシナマイ・ギャッベに水をこぼしてみました。

ホシナマイ・ギャッベにこぼした水は玉状にころころと転がります、天然の防水効果が非常に高いことがわかります。


水はすぐにしみこまずにコロコロと転がります。

防水スプレーなどは一切使用していません。

ギャッベに水をこぼしたら、すぐにティッシュやタオルなどでふき取ってください


こぼしたらすぐにティッシュやタオルで拭き取ってください。

ホシナマイ・ギャッベに水をこぼしてもすぐにティッシュやタオルで拭き取れば、裏に染み込みません


裏にしみこまずに汚さず使えます。




【その他の動画を見る】
ギャッベ(ギャベ)のボンボン(飾り房)の取り外し方ギャッベ(ギャベ)はコレで拭く!簡単ケアでスッキリ ギャッベ(ギャベ)の選び方、ランクを見極める!

オリエンタルムーンYouTubeチャンネルはこちら

ギャッベの選び方

ギャッベ(ギャベ)の選び方~ これから買おうと思う方へ
店頭でも、ネットでも、ギャッベ(ギャベ)と名の付くカーペットが多くのお店で販売されていますが、
どれを選んだらいいの?

目次
1.ギャッベの産地

ギャッベ人気の上昇に伴って、多種多様なカーペットが出回っていますが、大まかに3つに分けられます。

1. 本物の「ギャッベ」

ギャッベ人気の上昇に伴って、多種多様なカーペットが出回っていますが、大まかに3つに分けられます。

ギャッベは、遊牧民が沙漠での移動生活のために生みだした生活必需品です。家畜の羊の毛を刈って、糸に紡ぎ、自然の草木で染めて、カシュガイの女性が家事の合間にギャッベを織っていました。ギャッベの織り方は、母から娘に引き継がれていきますが、どんな色や柄にするかは本人の自由。結婚する時には自分で織ったギャッベを嫁入り道具として持参します。
ペルシャ絨毯には垂直織機と水平織機があり、どちらも縦の糸に糸を一目一目結び付けてパイル(毛足)を作るため、とても手間と時間が掛かります。そのため、どうしても価格は高くなりますが、ほつれや糸が抜けること無く、たいへん丈夫で長持ちします。ギャッベは水平織機で織られます。
<本物のギャッベ特徴まとめ>

・イランのファルス州シラーズ地方の遊牧民の女性が織る手織りのじゅうたんである。
・縦の糸に糸を一目一目結び付けてパイル(毛足)を作るため、とても手間と時間が掛かる。
・価格は高いが、ほつれや穴になりにくく大変丈夫で長持ちする。

2. ギャッベを真似て織られた「コピーギャッベ」

寒暖の差の大きな沙漠の生活で快適に暮らせるよう作られるギャッベですが、厚くふっくらしたウールの質感と草木染の美しい色、奔放なデザインがアーティスティックだとイラン以外の海外で人気となり、日本でもギャッベのファンがどんどん増えています。このような、ギャッベ人気の上昇に伴って、イラン以外の国でギャッベを真似たラグ「コピーギャッベ」が織られるようになりました。手織りの土壌があったインドやトルコが主でしたが、年々広がりをみせ、バングラデッシュ、パキスタン、中国など色々な国の製品が流通しています。手織りであっても、糸の結び方が違ったり、「手機(てばた)織り」というイランとは全く異なる作り方をしている品もあります。コストの問題で草木染めのものはほとんどありません。

手機(てばた)織り、生機(きばた)織りとよばれる織り機。糸巻きで糸を横にざっと通していくので、一段織るのが非常に早い。熟練の技術は必要無く、作業効率が良いので低コストで作れます。
手機織り、生機織りの織り方。
縦糸に糸巻で横糸を通して布を織るイメージです。
カーペットを作る場合は、幅のある棒を挟むことで、糸をたるませて毛足を作ります。耐久性は手結びよりも劣る傾向にあります。
<コピーギャッベ特徴まとめ>

・ギャッベの人気に着目して、似たものを製造販売してビジネスにしようが始まりの製品である。
・価格は比較的安いが、品質や織り方はコスト次第のため種種雑多、品質表示を確認しましょう。
・手織りでも糸の結び方が違ったり、てばた機を使った製品は、本場イラン産と作り方や品質が全く異なる。

3.ギャッベのデザインを取り入れた「ギャッベ風カーペット」

ギャッベ人気の上昇に伴って、機械織りのカーペット「ギャッベ風カーペット」もたくさん出回るようになっています。こちらは、工場で機械で生産される工業製品で、ベルギー、中国、日本製が目立ち、素材もナイロンなど化学繊維がほとんどです。デザインだけギャッベの要素が取り入れられています。

工業製品として機械で織るカーペット。ウィルトン織りなど。化学繊維が大部分で、パイル(毛足)も接着剤でつけられるものが多い。
ポリエステル製の機械織り。耐久性は低く、消耗品となる。デザインに人気のある可愛いギャッベのモチーフが取り入れられている。
<ギャッベ風カーペット特徴まとめ>

・そもそも手織りでない、工業製品である。
・デザインだけギャッベを真似ている。
・天然素材でない物がほとんど、品質表示を確認しましょう。

2. ギャッベの織り方とその種類

色々出回っているギャッベですが、ここではイランの本物の「ギャッベ」の織り方についてご説明いたします。

ギャッベは、移動するテント生活の中で織り使われる絨毯です。遊牧テントの床に敷いて、地面の寒さと硬さを遮ることを目的にしているので、とても丈夫に、生地は分厚く毛足を長く、太い糸でざくっと織られています。このようなベーシックなギャッベは、厚くてふかふか気持ちいいのですが、遊牧生活以外で使ってみると、重くて遊び毛が多いのが欠点として目立ってしまいます。その為、時代の変化や海外での需要により、一般の住宅でより使いやすく工夫したギャッベも織られるようになっています。
一般的にペルシャ絨毯は、織りの細かい物の方が上等とされています。また、織りが細かいほど遊び毛が少なく、デザインも緻密になります。ギャッベも織りを細かくすることによって、欠点をカバーしてより快適に使えるようになりますが、細かくなる程、織るのに時間がかかるので、価格が上がるという側面もあります。
織りのランク表※当社比
ギャッベの織り密度


ベーシック・・・遊牧テント用に最適。太い糸でざくっと粗い織り目。生地は厚くフカフカ。縦糸が上下に2段の作りになっていて丈夫。重い、遊び毛が多いのが使いにくい。
アマレ・・・織り方はベーシックと同じで、織りがより細かくなっている。そこそこ重くて遊び毛も少なくはない。
シェカルー・・・縦糸が1段の作りになっていて、生地がしなやかで、軽め。遊び毛も少なくはない。
カシュクリ、ホシナマイ、ルリバフ・・・一般の住宅用に使いやすい作り。織目が細かいので、重たくなく遊び毛が少ない。デザインが繊細。高級ランクで価格が高いのが難点。

<ギャッベの選びかたポイント!織り方まとめ>

・遊牧テントのギャッベは分厚く毛足が長くてふかふか。重くて遊び毛が多いのが難点。
・時代の変化により、一般の住宅スタイルに合わせた使いやすいギャッベが工夫されている。
・悩みで一番多いのが抜け毛・遊び毛。悩まないためには織りの細かなタイプがお勧め。

3. ギャッベの厚さ

前述の「ギャッベの織り方」で、種類の違いによる生地の厚さの傾向に差は見られますが、同じ種類の中でも商品ごとに多少の厚い薄いの違いがあります。これはギャッベが手作りの1点物だからです。
「ギャッベは、生地が厚い方が良いのですか?」といった質問も頂きますが、生地の厚い薄いで、どちらが良い悪いはありません。好みや使い方で選んでください。

厚手のメリット
・踏み心地、座り心地が、ふっくらフカフカして気持ちいい。

厚手のデメリット
・厚い分だけ重くなるので、取り回しに力が要る。ご年配の方でつまずきやすそうで不安というお声も、ご参考に。
薄手のメリット
・軽いので扱いやすい。夏場も見た目が暑苦しくなく、年中使いに良い。
・ダイニングテーブルやデスクなど椅子の出し引きがしやすい。

薄手のデメリット
・踏んだり座ったりした時のフカフカ感が少ない。

当店では、全商品について、一枚一枚の商品ページごとに厚みを表記しています。
直に寝ころんだり座らない使い方やテーブル、デスク下には薄手~中手、時々座ったり寝ころんだりで厚さもほどほどに欲しい場合は中手、とにかく厚くてふかふかにこだわる場合は厚手が一般的です。

使用感の目安
薄手:~12、13ミリ位 ギャッベとしては薄手な方。機械織りウィルトンカーペットに比べるとしっかり厚みがあり頼りがいはある。ペルシャ絨毯に近い使用感。
中手:15、16ミリ~ ギャッベとして厚いという感じはしないが、床の硬さは感じられない。
中手:17、18ミリ~ 踏んだ時、やんわりと沈み込む感じが足裏に感じられる。
厚手:20ミリ~ ふかっとした踏み心地、座り心地

<ギャッベの選びかたポイント!厚さまとめ>

・生地の厚い薄いで、どちらにも長所短所がある。
・織りの種類による傾向はあるが、一枚一枚にも手織りならではの差がある。
・厚手薄手で、どちらが良い悪いは無い。好みや使い方で選びましょう。

4. ギャッベ色柄の意味

ギャッベの色は、無染色(生成り)、赤、青、黄、緑の5色を基本のカラーとしています。ギャッベに入れられるデザインや文様は、生活の周りにある身近なもの、好きなもの、願いを織り込む場合が多いようです。

カシュガイの人々は明るく彩り豊かなパターンに美しさを感じ、ギャッベ以外のキリムや絨毯、身に着けるものもカラフルなデザインなのが特徴的です。ギャッベも同じく彩あるもの、あとは、草木の緑や大地の茶色、夕焼け、夜、空など風景を題材としたものが多いです。
このような大自然の風景の中の黒いテントでは、花のような明るい色々が綺麗に見えますし、気持ちも明るく過ごせると思います。
ギャッベの主な文様
  • 羊・ヤギ遊牧民が家族と同じく大切にする家畜、財産の意味がある。

  • 鹿子供を大切に育てる鹿は家庭円満の意味がある

  • 家族や子供を表し、転じて子孫繁栄、誕生成長への願いの意味がある。

  • 生命の木空に向かってまっすぐ伸びる木は生命力の象徴とされる。

  • ペイズリー植物の種や実、葉に由来すると言われ、生命力や魂を意味する。

  • 春が来て花々が咲く自然の風景を表している。

  • ザクロイランでも女性に良いとされるザクロは、子宝、子孫繁栄の意味がある。

  • ライオンイランでは王者のシンボル。強さ、権力の象徴。

  • ラクダ移動手段であったラクダは財力の象徴。ラクダから馬、そして今は車での移となっている。

  • 神の使いとされている。木の文様と合せて豊かな緑の象徴。クジャクは美しいものとして描かれる。

  • 四角大切な水を表す井戸やカナート、幸せが入る窓の意味がある

  • 菱型伝統的に受け継がれる家族の文様でトランジと呼ばれる。

  • ジグザグ川の流れ、水が流れる様子を表す。

  • S字虫やフックを表し魔よけを意味する。

  • V字弓矢の文様で狩りを表している。

  • X字長く続くという意味があり、健康や幸せが続くようにという願いがある。


自由な感性で織り上げられた一点ものです。また、形の歪みやデザインの曲りは醍醐味!
母から娘へ脈々と受け継がれる伝統と手織りならではの魅力を味わってください。

5. これって不良品なの?ギャッベへの不安について

高額なギャッベを扱う店のセールストークにより、ギャッベは高級・高度で完璧な職人技だと思ってしまう方がいる様に感じます。ギャッベはそういう高尚な物ではありません。もともと遊牧民のギャッベには製図も無く、この位の大きさで、まあ大体こんな色デザインで、とおおざっぱに頭の中で思いながら織り始めました。レベル的にはペルシャ絨毯に到底及ぶものでないというのがイラン国内の共通認識でもあって、カシュガイの女性にとってもペルシャ絨毯は憧れの存在。そのため、織り子さんの頭の中には「ギャッベはおおらかに、ある意味適当に織るものだ。」いう感覚が幼い頃からすり込まれているのです。日本でこんな声がある事を伝えると、「そんな細かい所って使うのに何か問題あるの?」っていぶかしく思っているみたいです。

当店の値段が安いので、このようなご質問を頂くことがありますが、ギャッベの価格はなぜ大きな差があるのか、3つの理由が挙げられます。

1. 形の歪み

ギャッベには程度の差はあるものの、長さの違いや歪みという特徴があります。ギャッベは一枚一枚が誰かの手で手織りされていますが、糸結ぶ手の調子は人によって違いますし、各家庭という違う環境での作業です。また、天然の素材が使われていますので、年ごとの違いで素材にも違いが生じます。

2. 柄の途切れ、非対称、曲がり

柄がズレているのもギャッベのよくある特徴です。感覚で織り進めるので、途中で柄が急に途切れていたら、ぼんやりしていたのかな?それとも、気が付いたけどすぱっと諦めたのかな?中には、何とかリカバリにしようとした感じが伝わってくるギャッベもあって、何だか人間味が伝わってきて面白い。

3. 色の違い

ギャッベは色媒介の配合によって様々な色を出すことが出来ます。また、草木は採取する年の違いによっても出る色に違いが生じます。途中で色が違うというのもギャッベにはよくある特徴です。途中で糸が足りなくなった?暗くて色が見えにくかった?なんてこともあるかもしれません。

4. 毛足の段差、高さの違い

ギャッベは織った後、不揃いな毛足を刈りこんで揃えます。昔はハサミで切りそろえていましたが、今はバリカンが主流です。バリカンの力加減の場合もありますが、織りの調子やウールの具合によって平らに刈り込んでも最後に仕上がりをみると均一でない場合もあります。一枚の中で厚い所と薄い所があって、その差が顕著に感じられるものもありますが、ある程度の個体差とお考え下さい。

こういった部分はギャッベの特性であり、不良品ではありません。まずは味わいであるとご理解ください。その上で、それが良いと思うか嫌だと感じるかも自由だと思います。ご自分の好みに合うものを選んで毎日気持ち良く使う。要は相性ですね。当店では、目視で目立つもの、気になる度合いが高いと思われる品に関して商品毎に説明を記載しています。ある程度は手織りらしさの範囲としております為、こういった特性が気になる方は、そのまま注文せずに、事前に必ずご相談ください。注意して確認いたします。サイズがギリギリという場合も必ずご相談をください。

6. ギャッベの経年変化

天然繊維を使用しています。経年変化は当然ということを認識してください。ギャッベはとても丈夫で、何十年と使えます。ただし変化はします。

環境が良く、敷いておくだけで踏んで使わなければ100年でも変わぬ姿でしょうけれど、ものは使えば使うほど摩耗しますし、環境が悪い(湿気、紫外線)とさらに変化は加速します。生き物みたいに歳を取る感じです。

イラン・シラーズにて、使い込まれて擦り切れたギャッベ。摩耗してあちこち破れがありますが、丈夫なので、ここから、まだまだ長く使えます。

使い方、環境によるので一概に何年とは言えませんが、使っているうちに、良く歩くところ、座るところはテーブルの下に比べて摩耗が進みます。

使用による汚れや子どものいたずら書きなどもあると思いますが、ギャッベに関して染み抜きはあまりお勧めしません。あの時の思い出として考えてしまうとか、楽しんで使ってもらえればうれしいです。

7. ギャッベを購入する時は?
  • 1.シンプルにまとめる
  • 2.モダン・アートなインテリア
  • 3.一点ものの個性を生かす
  • 4.好きなものを集める
  • 5.家族の意見を取り入れる
  • 6.来客を意識する

こうしてみるとどのテイストも素敵ですよね。選ぶにあたって、似合わない、合わない、間違いはありません。大事なのは自分とギャッベとの相性です!毎日眺めてハッピーな気分になればそれが正解です。

8. その日を思い出すという価値、月日を振り返るというアイテムとしてのご提案

人生の節目や記念として新調する。壊れずに長く使えるて経年変化も感じられるものだから、時の流れとともに当時を思い出す生活調度品にもおすすめです。

子どもが0才の時に転げ落ちても安心なように敷いた実家のギャッベ。二度落下、見るたび幼い頃と月日の流れを思い出す。
社長が来日した年に個人的に購入したキリム(倉庫に展示)。私たちは年を取ったがキリムは色あせずにあの頃のままで見るたび若かりし当時を思い出し、そしてキリムの丈夫さに驚く。

ギャッベのお手入れ方法

ギャッベ(ギャベ)のお手入れ方法/ギャッベ専門店オリエンタルムーン

ギャッベ(ギャベ)のお手入れ方法
ギャッベを購入した方へ



■日常のお手入れは掃除機をかけるだけです

・ギャッベに掃除機をかける時の注意点
✖毛足が痛むのでゴシゴシこするようにかけない。
〇ギャッベの毛の流れに沿ってやさしく掛けます。ギャッベに限らず、掃除機はゆっくりと動かした方がゴミがきれいに取れます。上側から下側へ向かって、または横方向に掛けます。掃除機がスムーズに動きます。また、時々で構いませんので、ギャッベをめくって、床とギャッベの裏側にも掃除機をかけてください。たまに見ると案外ゴミなどが入り込んでいますので、それをきれいにしておくことでギャッベも長持ちします。


・ギャッベにはどんな掃除機がいいの?
ギャッベの毛足を無駄にかき取らないという理由から、ヘッドに回転ブラシが無いものがベストです。もしお持ちの掃除機が回転ブラシがあるタイプでも、フローリング用のヘッドを使うとか、フローリングモードで吸引パワーを落としたりして調節をして対応できます。


・ギャッベにコロコロテープは使える?
✖コロコロテープで、ギャッベの毛が抜けてしまいます。使わないでください。


■ちょっと気になるこんな事

・ギャッベって天日干しは可能?
可能です。湿気をとる目的で行います。年に1回、数時間程度なら色褪せはしません。ジメジメ湿度の高い日が続いた後などに、両面を干して乾かす感じで行なって下さい。お布団のような感覚で、頻繁に天日干しをすると色褪せしますので気を付けてください。


ギャッベのダニ対策は?
ギャッベに限らず、掃除機をこまめにかけて清潔にしておくことが基本です。ダニは60度ですぐに死滅すると言われていますので、気になる時には60度を目安にアイロンをかけてみて下さい。ギャッベは湿気を嫌うのでアイロンのスチームはオフにして、ドライの設定でかけるようにしてください。アイロンをかけた後は掃除機をかけて吸い取ります。


・ギャッベの湿気対策
乾燥したイラン発祥のギャッベは、湿気が苦手です。湿っぽい天気の時などめくって風を通すか、除湿をしてください。湿度が高いとウールの匂いが感じられるような事もありますが、乾燥すればまた匂いは無くなります。


・ギャッベは床暖房やホットカーペットにも使えるの?
はい、当店のギャッベは床暖房やホットカーペットにも使って頂けます。


・コーヒー、紅茶などをこぼした時
時間が経つと落ちにくくなってしまいます。すぐにこぼしたものをタオルやペーパーで拭き取って、まだ色が残っている場合には、その部分だけ水洗いします。


・シミになった場合
ご家庭で対処してもシミが残ってしまった場合、絨毯クリーニングに出します。シミの程度によりますが、水洗いクリーニングでも落ちたり、薄くなります。染み抜きを入れてもらうとキレイに除去されますが、それなりに料金がかかるのと、やり過ぎると溶剤によってウールが痛みますので、程々にとどめておくのが良いと思います。


・ペットが吐いた、おしっこをした
胃酸や尿のアンモニアによって、色が変色してしまうことがあります。ざっと拭いた後に、早めに部分的な水洗いをして下さい。


・ペットを飼っている場合
天然素材のウールは感触が良いので、ワンちゃん猫ちゃんにとって居心地の良い場所です。猫が爪を研いだり、犬が掘る動きをしたり噛んだりしますとギャッベが切れたり破れたりしてしまいますので、そうならないように、代わりとなる用具等で気をそらすなどして、気を付けてください。


・抜け毛、遊び毛対策は?
ギャッベの抜け毛について、残念ながら軽減する方法はありません。こまめに掃除機をかけつつ気長に抜け毛が少なくなるまで付き合っていくようになります。使用状況などにもよりますが、使っている方々のお話から、おおむね1年半程度で減ってきたと実感されるようです。ギャッベは織目が粗いものほど抜け毛が多いので、悩みたくない方は織目の細かなギャッベを選んでください。オリエンタルムーンでは遊び毛が出にくくする工夫をしたオリジナルブランドの「ホシナマイ・ギャッベ」を企画販売しています。お客様から抜け毛で悩むお声が無くなり好評をいただいております。


・ギャッベの飾り房(ボンボン)を取り外したい
四隅についてるギャッベの飾り房(ボンボン)は、完成したギャッベに後付けで付けられていますので、洋服のボタンのように留め糸を切れば簡単に取り外せます。外し方はこちらの動画(YouTube)を参考にして下さい。




■洗濯はできる?

・ギャッベの水洗い、ご家庭の洗濯機で脱水をすることが出来れば洗えます。
ギャッベは接着剤など使わず、天然素材で作られているため、何度も水洗いして長く使って頂けます。そしてギャッベを洗うこと自体は簡単です。冷たい水に洗剤を溶かし、ブラシでこすって、水でよくすすぎます。ただし、ご家庭でギャッベを洗う場合については、洗濯機に入れて脱水できるサイズのギャッベまでが現実的です。それ以上の大きなサイズのギャッベは絨毯クリーニングに出してください。

注意1:洗濯機が縦型の場合には脱水にかけられますが、ドラム式の洗濯機は中身が片寄って、槽内のバランスが悪いとエラーをおこして脱水運転が出来ません。ギャッベは濡れるとかなり重くなる上に、サイズによっては槽内に均一に置くことが難しいため、ドラム式洗濯機は避けた方が無難です。

注意2:脱水しないギャッベは水をたくさん含んで、日本のような湿度の高い気候では一日二日で乾きません。水分たっぷりのまま長時間経つと、色がにじんだり、形が歪んだり、また途中で天気が悪くなってさらに湿った状態が続くと悪臭が出たり、手触りが硬くなったりして、キレイに仕上がらない場合がありますので、脱水しないで乾かすことは避けた方が無難です。


・クリーニングの頻度は?
使い方によるので、一概には言えません。ギャッベは定期的に、もしくは頻繁に洗う必要はありません。汚れが目立ったり、匂いや感触が不潔に感じるようになったら洗う感じで良いと思います。リビングや玄関マットなどは、5年以上経ってからクリーニングを検討される方が多いです。絨毯クリーニングに出すのは、費用も手間も掛かります。当店では、「家庭で出来るギャッベのお手入れ方法」(YouTube)も動画でご紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。




■絨毯のメンテナンスクリーニングについて

ギャッベを丸ごと水洗いをする場合には、手織りじゅうたん専門のクリーニングをお勧めします。手織りじゅうたん専門クリーニングでしたら一枚一枚の状態を確認してから作業をはじめますので、失敗の不安なく任せられます。街中のクリーニング店で手織りじゅうたんクリーニングの取次をしているところもありますし、宅急便で荷物をやり取りする形でやっている業者もありますので、洗い方や値段など詳細は問い合わせてみてください。当店の絨毯クリーニングは、イランから取り寄せた道具を使用して、イラン式の洗い方をしています、詳しくは絨毯クリーニングページをご覧ください。


ギャッベの話

当店は、遊牧民が手織りするギャッベやキリムをイランから直接輸入しています。時間をかけて織り上げられた品と一緒にイランの空気と織り手の心も伝えたい!なぜなら、優しく寄り添ってくれるイランのラグは知る程にもっと好きになるから
目次
1. ギャッベ(ギャベ)とは?

「ギャッベ(ギャベ)」は、ペルシャ絨毯の一種です。 近年国内でどんどん認知度が高まってきているギャッベですが、ギャッベとはイランのシラーズ地方の遊牧民カシュガイ族が織る手織りじゅうたんのことで、沙漠での移動生活のための生活必需品として伝統的に各家庭で織り使われている敷物です。

カシュガイの生活
黒いテントと家畜。カシュガイは、夏と冬で場所を移動して生活している
黒いテントと家畜。カシュガイは、夏と冬で場所を移動して生活している。
移動のようす
移動のようす
乳搾り
乳搾り
家畜の羊から刈り取ったウールを紡ぐ
家畜の羊から刈り取ったウールを紡ぐ
紡いだウールを染色する
紡いだウールを染色する
デザインは無く、頭の中に浮かぶイメージで織っていく
デザインは無く、頭の中に浮かぶイメージで織っていく

家畜の羊の毛を刈って紡ぎ、それを自然の草木で染め、カシュガイの女性は家事の合間にギャッベを織ります。 寒暖の差の大きな沙漠の生活で快適に暮らせるよう作られるギャッベですが、厚くふっくらしたウールの質感と草木染の美しさと奔放なデザインが徐々にイラン以外の海外で人気となり、近年日本でもギャッベのファンが増えてきています。

そのため、ギャッベ人気の上昇に伴い、トルコやインド、中国、ベルギー産などの他国の製品や機械織りのもの等など色々な”ギャッベ風絨毯(じゅうたん)”というような「コピーギャッベ」が出回るようになりました。 また、最近ではイラン産でもシラーズ以外の地方で商業として生産されているものもあります。しかし、本来のギャッベ(ギャベ)とは、イランのシラーズ地方のカシュガイが手織りするじゅうたんのことです。
当店のギャッベは全てシラーズの本物を直接買い付けて輸入販売しています。

イラン地図
ギャッベ(ギャベ)の産地(イラン地図)

2. 当店だけの特別なこだわり

ギャッベを知れば知るほど、本物のギャッベが欲しくなります。そして実際購入するにあたって、そのギャッベのルーツも知りたいと思いませんか。イラン産のギャッベの中にも、現地の卸問屋で簡単に選んで仕入れられるようなギャッベもあり、そういう品も日本に入ってきています。ただ、そのルーツまで正確に掘り下げて知ることは不可能です。当店は、素性の分からないギャッベでなく、自信を持って説明できるような昔ながらの天然素材を使用した本物のカシュガイ・ギャッベを取扱いたい、というこだわりを持ち、直接見て触れて確認した本物のギャッベだけを自信を持ってご紹介しています。

ギャッベをお求めになる方は皆さんが長く使える良いものが欲しい、本物が欲しいと思っておられると思います。当店はそんなお客様の気持ちに100%応えられるギャッベ、実際に見て確かめたものだけを自信を持ってご紹介しております。信頼できるお店をモットーにお客様が安心してお買い物できるよう努めています。

3. 当店のギャッベ観

オリジナルギャッベを制作した当初それをお買い上げ頂いたお客様から、「商品はとても気に入った。ギャッベの持つ野性味がもっとあっても良かったかも」というお声を頂いた事がありました。 但し添えがあったのにその時なぜだかとても嬉しい気持ちになりました。今思えばギャッベをよく知っている方に出会えたという喜びだったと思います。日本ではたいてい多くの方がきっちりしたものを好みます。 また好むだけでなく、そうでなければ良くないものだとも思っておられるようです。ですから、当時、当店ではギャッベはその好みに合わせて、きれいに整った好まれるものを選んで取り揃えていました。

イランと日本を行き来し、現地の歴史や文化、空気を肌で感じるにつれ、こざっぱりと整ったものだけ選別することに違和感を感じるようになりました。イラン出身の夫と結婚した影響もあったと思います。 日本人的な価値観のフィルターを通したら、ギャッベの魅力が半減するように感じました。そして何より私自身ユニークなギャッベのほうが好きなのです。

ギャッベやキリムを販売していて、形がちょっと歪んでいるから良くない物でないか? デザインの線が曲がっているのは品質の良くないものですか?途中から色が違っているからこれは失敗作ではないか?こういったご質問などを頂くことが時々ありますが、非常に日本人らしいなと思います。

確かに歪みや曲がりが無いものの方が評価は高く、より好まれる傾向は万国共通にないわけではありませんが、かといってそれが実質的な品質が落ちる要因ではありません。 ですから、当店ではこのような歪みや曲がりなどはギャッベの個性と捉えて販売しています。良い⇔悪いではなく、人気が高い⇔人気が低いというように見てください。その上で、やっぱり整っているものが好きだな良いなと思えばそちらを選んで欲しいのです。

多くの方にもっとギャッベというものを自由に楽しんで欲しい、当店ではそう願っております。

店長 木村ゆう子

※価格面では基本的に手間暇に比例しますので、織り密度が細かいとかデザインが複雑なものだと高くなる傾向はあります。また人気の無かった長期在庫などは値下げとなります。

4. ギャッベの織り密度※当社比
ギャッベの織り密度
5. 当店のギャッベが安い理由

「デパートやインテリアショップに並んでいるギャッベは、お店によっては2倍、3倍の値がついているけれどなぜ?やっぱり品質が違うのですか?」

当店の値段が安いので、このようなご質問を頂くことがありますが、ギャッベの価格はなぜ大きな差があるのか、3つの理由が挙げられます。

1. どこから仕入れるか

現地において、織り手から直接バイヤーが買い付けるというケースはほとんど無く、必ずその間には幾つかの卸業者や仲介業者が入ります。その数を減らせば減らすほど仕入れ価格は低く抑えられます。 そして、日本に輸入された後にも卸問屋、商社など複数の中間業者を介せばその間々でそれぞれ何割もの手数料が上乗せされていきますので、店頭に並ぶまでには何倍も原価が上がってしまいます。

当社は日本に輸入している輸入元ですので、国内においてはもちろん一切の仕入れコストがかかりません。また、母国出身のオーナーが地の利を活かして現地においても業者を介さない仕入れ方法に日々尽力していますので、現地における仕入れルートも他社に勝っている自信があります。

2. どれくらい仕入れるか

どの国でも、どんな商材でも数量がまとまれば一点あたりの価格が違うと思います。ギャッベも同様です。ギャッベは保管に場所をとるため広大なスペースが無いと在庫のストックが難しい商品なので扱う数量が少ない業者が多いのですが、当社は違います。 広い在庫スペースを確保し、一度に買い付ける数量を大量に取りまとめることによって価格を低く抑えています。一度の数量をもっと減らせば楽なのが本音ですが、でも頑張っています。

3. どれくらい経費がかかるか

大量に取りまとめることによって輸入に関わる諸経費も当然低く抑えられていますが、営業活動においても店舗の地代家賃や人件費など経費がかかります。首都圏をはじめとする大都市また好立地の場所ほど高額となります。 また、展示会やデパートなどなら場所代の他に何割もの売上手数料がかかりますので、その分上乗せしなければなりません。

当社では、高額な場所代や売上手数料のかかる販売方法は一切行なっておりません。スタッフも最小限、実店舗も在庫管理に配慮しつつも作りは非常に簡素です。ですから、同じ商品が他店の数割安、場合によっては半額以下で販売することが出来るのです。 当社は、高級感のある立派な店構えやおしゃれな雰囲気の中で高く売るお店ではありませんので、当店店頭では商品が引き立たないかもしれません。それゆえギャッベを良く知る人やギャッベ愛好者の方に大変支持されているとように実感しています。

当社では法人化以降、ギャッベの他にペルシャ絨毯やキリムも含め、価格以外においても仕入れルートの開拓・オリジナル商品の開発など他との差別化を図っております。 近年のギャッベブームに伴い商用生産品が増え続ける中、基本的には草木染めや伝統製法にこだわった昔ながらのギャッベをご紹介してまいりたいと思っております。「信頼とこだわりの店」をモットーに常に進化していきたいと思っておりますので今後の発展もあたたかく見守っていただければ幸いです。

6. 知って納得!当店のギャッベ現地リポートby店長
1. ギャッベのデザインがひろがるシラーズの風景

当店のギャッベはどのような環境で編み出されたのでしょうか。こんな所です。実際に訪れて目で肌で感じてみると、そのデザインや質感・機能性など、ますます深く、「なるほど!」と思えてきます。

飛行機からのシラーズの眺め。シラーズの市街地は茶色い山並みで周囲を囲まれたような地形をしている。
飛行機からのシラーズの眺め。シラーズの市街地は茶色い山並みで周囲を囲まれたような地形をしている。
山に木々は少なく、かわりに隆起した地層のうねりが太古の大地創成への想像力をかき立てるような雄大な眺め。
山に木々は少なく、かわりに隆起した地層のうねりが太古の大地創成への想像力をかき立てるような雄大な眺め。ギャッベのグラデーションはこんな風景を描いたもの。ギャッベによく見られる山にドットを入れたデザインも点在する木々の様子だろう。
ギャッベに描かれている木々のモチーフに重なるような背丈の低い木々が点在している。
ギャッベに描かれている木々のモチーフに重なるような背丈の低い木々が点在している。
ギャッベやキリムにある木をモチーフにした図柄を「生命の木」と呼ぶが、乾いた大地の中では、緑の葉を茂らす木が本当に生命の象徴のように思われる。
ギャッベやキリムにある木をモチーフにした図柄を「生命の木」と呼ぶが、乾いた大地の中では、緑の葉を茂らす木が本当に生命の象徴のように思われる。
ギャッベのアブラシ(グラデーション)そのままのひろがりのある雄大な風景。
ギャッベのアブラシ(グラデーション)そのままのひろがりのある雄大な風景。
山は、近くで見ると、土というより岩のよう。
山は、近くで見ると、土というより岩のよう。
乾燥した茶色の土地だけでなく、カナート(イランの乾燥地域に見られる地下用水路)の普及により、緑が目に鮮やかな田園風景も広がりる。
乾燥した茶色の土地だけでなく、カナート(イランの乾燥地域に見られる地下用水路)の普及により、緑が目に鮮やかな田園風景も広がりる。ギャッベやキリムのピクチャーデザインにこんな景色のものがよく見られる。
ギャッベの織り手、カシュガイ族の野営。観光用のデモンストレーションでは無い本物の方たち!服装や家財は今では現代的になっているが、テントのほうは伝統的。こんな硬い地面に使用するのだから、ギャッベはある程度分厚く無いとならない。
ギャッベの織り手、カシュガイ族の野営。観光用のデモンストレーションでは無い本物の方たち!服装や家財は今では現代的になっているが、テントのほうは伝統的。こんな硬い地面に使用するのだから、ギャッベはある程度分厚く無いとならない。
家畜のヤギ・羊の囲い。日中は放牧中だ。
家畜のヤギ・羊の囲い。日中は放牧中だ。
焼きたてのヌン(パン)は、麦の風味が強く、本当に美味しい。
焼きたてのヌン(パン)は、麦の風味が強く、本当に美味しい。

ギャッベは寒いときには暖かく、暑いときにはひんやりと、厳しい環境にも適した特性を持っており、年中使える。 また寒暖の差が大きな乾燥した土地のため、羊毛はコシの強い良質なウールとなり、ギャッベはへたれず何十年も使えるほどの耐久性を持っている。

2. 当店のギャッベは、シラーズ直送の本物!すべて草木染めです。

近年どんどん認知度が上がってきている「ギャッベ(ギャベ)」という絨毯ですが、ギャッベ人気の上昇に伴い、トルコやインド、中国、ベルギー産などの他国の製品や機械織りのもの等など色々なギャッベ風じゅうたんというような「コピーギャッベ」が出回るようになりました。 また、イラン産でもシラーズ以外の地方で商業として生産されているものもあります。本来のギャッベ(ギャベ)とは、イランのシラーズ地方で遊牧生活を営むカシュガイが手織りする部族じゅうたんです。

イラン産のギャッベの中にも、現地の卸問屋で簡単に選んで仕入れられるようなギャッベもあり、そういう品も日本に入ってきています。ただ、どこで誰が作ったギャッベなのかまで正確に掘り下げて知ることは不可能です。 当店は、素性の分からないギャッベでなく、自信を持って説明できるような昔ながらの天然素材を使用した本物のカシュガイ・ギャッベを取扱いたい、というこだわりを持ち、直接見て触れて確認した本物のギャッベだけを自信を持ってご紹介しています。 ですので、こちらで紹介しているものは、当店で販売しているギャッベについての説明となります。すべてのイラン産ギャッベに当てはまりませんのでお知りおきください。それが当店のこだわりです。

ギャッベの染色工房にて
シラーズにある当店の染め工房にて
シラーズにある当店の染め工房にて。
発注したのは油分と強度があり、風合いの良い手紡ぎウール。これから染色に入るものから染めが終わったものまで大量のウールの山。
大釜は色ごとに10個くらい並んでいる
大釜は色ごとに10個くらい並んでいる。
直径2メートルもある大釜は、人がすっぽり沈んでしまうくらいの深さがあり、覗き込むと足元がざわざわする感じ。この釜をぐらぐらと焚いて高温でぐつぐつと何時間もウールを煮続ける。その後そのまま丸一日つけ置き、ギャッベの色はがっちりと染め上げられる。
釜は色別に使い分けられている。こちらは赤色用の釜。
釜は色別に使い分けられている。こちらは赤色用の釜。
一見荒々しくも思える工程は、堅固な羊毛だからこそ出来得るのかもしれない。そしてギャッベの耐久性と深みのある色合いの秘密に納得させられる。
どんなギャッベになるのでしょう、ワクワクします。
釜で染色された色は水洗いの後、イランの強い直射日光でジリジリと天日干しされる。染料は複数を調合することで、一種類よりもより深みのある色合いを出すことが出来る。どんなギャッベになるのでしょう、ワクワクします。
当店のギャッベに使用される赤の糸をチェック。明るすぎず暗すぎず、程よい色合いで満足の出来。
当店のギャッベに使用される赤の糸をチェック。明るすぎず暗すぎず、程よい色合いで満足の出来。
こちらの工房で使用している
草木染の染料の一部をご紹介
  • 草木染めギャッベ(ギャベ)の染料となるジャシールジャシール(野草の一種)
    黄、緑系に使われる
  • 草木染めギャッベ(ギャベ)の染料となるクルミの皮クルミの皮
    茶色などに使われる
  • 草木染めギャッベ(ギャベ)の染料となるザクロの皮ザクロの皮
    黄や赤系に使われる
  • 草木染めギャッベ(ギャベ)の染料となるロナースロナース(根を挽いたもの)
    赤、黄系に使われる
  • 草木染めギャッベ(ギャベ)の染料となる麦の茎麦の茎なども染料に使われている
  • 草木染めギャッベ(ギャベ)の染料となるザーグ色の定着のための媒介に使うザーグ(塩)
上記以外にも植物由来の染料はいくつもある。
上記以外にも植物由来の染料はいくつもある。それらの調合や配合によって色の濃淡や色彩は無限に作ることが出来る。例えば左写真の糸は、クルミの皮とロナースを一定の分量で調合して出した落ち着いた黄色。
工房内の色見本。ラフに置かれているのがイランらしいが、染め上がりの確認や、オーダー時の参考とされている。
工房内の色見本。ラフに置かれているのがイランらしいが、染め上がりの確認や、オーダー時の参考とされている。
3. ギャッベの確認作業のようす
織り上げた状態のギャッベ(生ギャッベ)が保管されている。
織り上げた状態のギャッベ(生ギャッベ)が保管されている。
ギャッベを細かく確認する当社長。
ギャッベを細かく確認する当社長。
織りあがったままの生ギャッベです!
織りあがったままの生ギャッベです!洗いや毛足を切りそろえる仕上げ作業(シャーリング)される前の状態。
上側がギャッベの裏面だが、この状態では裏を見た方が分かりやすい。
上側がギャッベの裏面だが、この状態では裏を見た方が分かりやすい。
毛足の拡大。ウールはモアモアの状態で仕上げ後のギャッベとは全く違う質感。
毛足の拡大。ウールはモアモアの状態で仕上げ後のギャッベとは全く違う質感。
その中から数枚抽出し、実際水洗いと仕上げの工程にかける。
その中から数枚抽出し、実際水洗いと仕上げの工程にかける。
当社長が出来具合を確認、仕上げ作業の細部指示をだす。この時に刈り込みの深さの微調整も行いギャッベの厚みなども決められる。
当社長が出来具合を確認、仕上げ作業の細部指示をだす。この時に刈り込みの深さの微調整も行いギャッベの厚みなども決められる。
7. ギャッベを購入する時は?

ラフに手織りされるギャッベには、一枚一枚に個性があって、その中から一枚選ぶのは確かに難しいかもしれません。こちらを参考にお気に入りの一枚を見つけていただければと思います。

・ギャッベの特性を理解しよう
ギャッベはもともと遊牧生活用の敷物ですので、それに一番適したように作られています。 暑さ・寒さともにある気候に適するように、厚みがあって足元の硬さと寒さを遮り、夏場でもひんやりと年中使えます。沙漠の絨毯のため、湿気よりは乾燥の方が向いています。また、野営なら風で飛んでいって気にならないのでしょう、遊び毛がでます。 遊び毛が嫌な場合には織りの細かなもの程少なくなりますのでハイランクのものを選んでください。
・敷く場所にあったサイズ選び
好きな色・デザインもありますが、サイズが合わないとしっくりきません。まずはお部屋を採寸してバランスの良いサイズを確認してください。
・色柄はお好みで
ラフに手織りされるギャッベは一枚一枚に個性があります。ラインが曲がっていたり歪みがあっても、それは良くないものではありません。それも含めてギャッベなのです。そしてその中から相性の合うものをご自分の感性で選んでください。直感でも良いかもしれません。
8. ギャッベと暮らす~お手入れについて
●ギャッベの特性
  1. ギャッベはずっしりした絨毯です。サイズが大きくなればその分重量も大きくなります。また、薄いものより厚手のものの方が重さがあります。

  2. ギャッベは抜け毛があります。
    多少の差はありますが、ギャッベの特性の一つとして抜け毛があります。抜け毛が苦手な方は、アマレ・カシュクリなどの細かい織りのハイランクギャッベやペルシャ絨毯などの高密度のタイプの絨毯をお勧めします。

  3. 年中通して使ってOK。
    見た目とは違い、夏場でも意外にひんやりしていますので、敷いたまま一年を通じてお使いになって大丈夫です。ただ、見た目に暑苦しい・・という方は夏場は外してもよいと思います。

  4. ホットカーペット・床暖房にもお使いいただけます。
    当店のギャッベは全てホットカーペット・床暖房にも使用できます。また、当店販売の滑り止めシートもホットカーペット・床暖房に対応しております。

  5. 湿度が高い天候の時は、ウールのにおいが出ます。除湿や干すなどすればまた消えます。


●購入後のお手入れ方法
  • 普段のお手入れは簡単。一般の絨毯のように、掃除機をかけてゴミや埃を吸い取って下さい。

  • 少し汚れが目立つような場合の対処法
    絨毯用の洗剤水を手で掻き立てるようにして、よく泡立てる。

    泡だけをすくって汚れの部分にのせ、やさしく泡でなでる様に汚れになじませる。

    泡をふき取り、固く絞ったタオルで洗剤分をよくふき取りったら、乾いた布で水分を取って、よく乾かす。

  • 天然染料でも水にぬれると色落ちします。濡れたらすぐに水気をよく吸い取るようにして、色にじみや色移りしないようにします。

  • 取り外して保管する場合には、汚れやごみを取り除き、虫に喰われないよう防虫剤を使ってください。

  • 丸洗いの頻度は使用の状況により一概には言えませんが、数年に一度くらいで大丈夫です。水洗い出来ますので、ご自分で洗っていただいても良いのですが、乾ききるのに時間がかかりますので水洗いは日差しの強い夏場をお勧めします。お湯は使わず冷水で洗い、専用の洗剤か頭髪用シャンプーを使いましょう。
    手洗いが不安な方や大きなサイズなどは、当店にご相談ください。ギャッベやキリム・ペルシャ絨毯専門のクリーニング・補修も随時お受けしております。


ペルシャ絨毯の話

魅惑の芸術・ペルシャ絨毯の話

ペルシャ絨毯の話、絨毯を織る人

ペルシャ絨毯の話~絨毯を織る人

ペルシャ絨毯の産地と
サイズ・素材・織り

ペルシャ絨毯の話~ペルシャ絨毯のデザイン画

世界のブランド「ペルシャ絨毯」
とイラン人

ペルシャ絨毯の話~ペルシャ絨毯の糸

ペルシャ絨毯選びのポイント
ペルシャ絨毯Q&A

ペルシャ絨毯の話、絨毯を織る人

1、世界のブランド「ペルシャ絨毯」とイラン人

ペルシャ絨毯が世界的に有名なのは知っているけれど何故?
イラン国内でのペルシャ絨毯とは?
緻密なペルシャ絨毯の織り~ペルシャ絨毯の話

ペルシャ絨毯の発達した理由

●使うのがイラン人自身
昔から現在に至るまで、生活必需品として使用されている。イラン人の生活に欠かせないものであり、土地や金と同じように財産としての価値がある。また、イラン人自身がとても絨毯を愛している。

●イランの羊毛が絨毯に適している。
イランのような乾燥した土地の羊毛は、弾力があり丈夫である。

●草木染めの原料が豊富にある。
染料の原料となる草木が多く自生しており、栽培も盛んに行われている。

●デザインの美しさと質の良さを兼ね備えている。
見た目が美しいだけでなく、品質も良く非常に耐久性がある。

●その美しさから、世界中にマニアがいる。
使うほど美しくなるペルシャ絨毯は、ヨーロッパを中心に人気があり、世界中にペルシャ絨毯のコレクターがいる。

イラン人とペルシャ絨毯

ペルシャ絨毯の上でのイランの食事の様子  ←絨毯の上にソフレ(食卓布)を敷いて食事

イラン人の生活で欠かせないものと言ったら、やはり絨毯。イラン人は絨毯がないと生きていけないと言っても過言ではないくらい生活に密着しているのです。 実際、絨毯というのはイランの乾燥した風土にピッタリの生活用品です。日本のように湿度が高いよりも乾燥しているほうが絨毯にとっては条件が良いですし、木造でなく石造りの床の上に置くのにも適しています。

イランの家ってどんな風?と思われるかも知れませんが、玄関で靴を脱いで、家の中に入ります。 日本と同じですので、日本人とっては違和感なく落ち着けます。ちょうど日本人にとっての畳のような存在ではないでしょうか。絨毯の上にいると落ち着くらしいのです。 部屋に隙間なく敷きつめるという敷き方が昔からのスタイルですが、最近では西欧風に大理石のような石張りのフロアーに絨毯を格好良くレイアウトして、室内ではスリッパやサンダルを履くという家庭も増えています。

ペルシャ絨毯の国ということは、どの家でもあのような高価な絨毯を敷いているのかというとそうではありません。 普段使いの機械織りの絨毯も作られていますので、多くの家庭ではそちらを使っています。裕福な家庭では高価なペルシャ絨毯が使われています。 イラン人にとってもペルシャ絨毯は富の象徴であり、憧れであり、また自国の伝統芸術として自慢の存在です。

2、ペルシャ絨毯の産地・サイズ・素材・織り

ペルシャ絨毯の産地MAP

イラン、ペルシャ絨毯の産地地図

各産地の詳しい説明はこちらをクリックしてください。(英語/ペルシャ語)

| シラーズ | ナイン | クム | タブリーズ | イスファハン | アバデ | カーシャン  |
| ゴルトク  | サルーク | マシュハド | ビジャー |

ペルシャ絨毯のサイズと形

イランでは大きい絨毯を「ガリ」または「ファルシュ」
ドザール以下の小さい絨毯を「ガリチェ」と区別して呼びます。

ペルシャ絨毯のおおよそのサイズと呼び名

ポシュティ 約60×90cm
ドアマット・玄関マットのサイズ。ポシュティはペルシャ語で背もたれやクッションを指します。
ザロチャラク 約80×125cm
直訳すると「ザルと1/4(チャラク)」。ザルはペルシャの長さの単位で1 メートル強くらい。玄関マットくらいのサイズ。
ザロニム 約100×150cm
「ザルと1/2(ニム)」。小ぶりなポイント敷きなどのサイズ。
ドザル 約140×200cm
「2(ド)ザル」。ポイント敷きとしてポピュラーなサイズ。
パルデ 約170×250cm
ドザルより一回り大きなサイズ。パルデは、ペルシャ語でカーテンの意味です。
ガリ 約200×300cm・約250×350cm・約300×400cm
ガリは絨毯のことですが、主に6m2以上の大きなサイズの絨毯のことをさします。
ケナーレ 約100×300(500)cm
ランナーと呼ばれる細長いサイズ。ケナーレはペルシャ語で端の意味です。部屋に絨毯を敷きつめるように敷く場合に、端に敷くことからこう呼ぶようです。

ペルシャ絨毯の形

モラッバ・・・正方形の絨毯
ゲルドゥ・・・円形の絨毯
ベイジー・・・楕円形の絨毯

ペルシャ絨毯の素材と織り

ペルシャ絨毯の素材

ウール製とシルク製がほとんどです。縦糸にはシルクやコットン、ウールが使用されます。生産の多くを占めるのは、ウール製ですが、ウールの中でもランクが様々あり、その中でも子羊の毛からとったウールは「コルクウール」と呼ばれ、毛質がしなやかで柔らかく高価になります。

ウールは耐久性と色持ちが良いという特徴を持ち、シルクは滑らかな感触、光沢による色の違いを楽しめるという特徴があります。 ウールよりシルクが高級というわけではありませんが、シルクの糸の値段が割高なので、一般にシルクの絨毯は若干割高な傾向にあるようですが、どちらが良いかお選びになる際には、個人の好みや使用する場所に適した素材を選ぶようにされると良いと思います。 よく踏むような場所に敷く場合には耐久性の高いウールが向いていますし、シルクは日光による変色が大きいので、 日光の良く当たる場所には置かない方が良いなどということも考えられますが、やはりご自分の気に入ったものをお選びになるのが一番ではないかと思います。

ペルシャ絨毯の織り

■織り方
1本の縦糸に糸を結んでいくのを「シングルノット」、2本の縦糸に糸を結んでいくのを「ダブルノット」と呼びます。シングルノットはより細かな模様を表現出来ますし、ダブルノットはシングルノットに比べ耐久性があります。ペルシャ絨毯は、シングルノットで織られます。

■ペルシャ絨毯の織り密度
密度が高いということは、織る時間が掛かる、より細かな模様を表現できるため美しいという事で品質や価格が高くなります。
織り密度を表現する単位ですが、イランの絨毯の産地ごとに独自の単位が存在します。

日本人に馴染みのあるのは、一般的な「ノット」という単位。1cm四方に100目を「100/c㎡」、1m四方に100万目を「100万/㎡」と表します。

タブリーズやクム、カーシャン地方では、「ラージ」という単位が使われます。1ラージ=約7cm、その中に結び目がいくつあるかで、40ラージとか50ラージとか80ラージとか表します。

ナイン産では、「ラ(LA)」という単位が使われます。例外はありますが、ナイン産の絨毯は、6LA(シシラ)と9LA(ノーラ)とに分けられ、実物を見なくても、6LAと聞けば細かい織りだな、9LAなら粗い方の織りだなと判断されます。イレギュラー的にですが、4LA(チャハルラ)という特別細かな絨毯なども稀に存在します。

エスファハンでは、「サッタイ」という単位。エスファハン産の絨毯には、端の房の付け根の部分に等間隔でラインが入っています。このラインは、縦糸が200本毎にひかれていて、その中の結びは100目になります。このラインが16本あれば16サッタイと呼ばれます。

※この密度の数字は大体の目安程度にお考え下さい。例えば80万ノットと100万ノットで、見た目の粗さに大きな差が見て取れるような違いはございません。絨毯の価格や良し悪しは密度だけで判断できるものではありませんので、織り密度だけを判断の基準にされない方が良いかと思います。

■織り子の技術
織り子の技術の高低により、仕上がった絨毯の出来、美しさにも差が出ます。密度の高い絨毯は、高度なテクニックを持つ織り子によって織られます。

3、ペルシャ絨毯選びのポイント、ペルシャ絨毯Q&A

ペルシャ絨毯の裏面  ←緻密なペルシャ絨毯の裏面の写真

アンティークやオールドですと、色の劣化や状態の良し悪し、補修跡などもチェックするようですが、現在当店では新しいもののみ扱っておりますので、新品の場合の基本的なチェック項目をいくつか挙げてみたいと思います。

■美しさ
やはり見たときの美しさが大切ですし、絨毯の優劣の要素になります。デザインの美しさ・色の美しさ・素材感などを見ます。

■全体のバランス
遠目で色とデザインのバランスを見ます。いろいろな角度から見ましょう。

■織り
絨毯を裏から見て、模様が乱れていないものほどきちっと織られたものです。また、織りの密度やゆがみが無いかも見ます。

■破損がないか
ごく稀に織地が破損しているような場合もあります。

ウール素材よりシルク素材の方が高級・良質だということもありません。それぞれに素材の特性がありますので、敷く場所によって絨毯の素材をお選びになると良いです。高価で長く使えるものですので、人の意見は参考程度にしてやはりご自分が一番気に入った最高の一枚をお選びになるのが良いと思います。
絨毯に名前が織り込んであるものもありますが、必ずしも有名ブランドであるとは限りません。有名工房作でも名前の入っていないものもあります。

ペルシャ絨毯Q&A

Q:普段のお手入れは?
A:ゴミやホコリは掃除機を掛けるなどして取り除きます。湿気を嫌いますので、梅雨の時期などは干して風に当てるようにすると良いです。また、長時間日光に当たると色あせしますのでたまには敷く向きを変えて、片焼けしないようにすると良いです。クリーニングは専門家に任せましょう。

Q:敷かずにしまっておく場合は?
A:筒型にまるめて、立てずに横に寝かせておきます。日が当たらず湿気の少ない所に置くのが良いです。また虫に喰われないように防虫シートや防虫剤・湿気取りなどを必ず使用してください。たまには風に当てて、状態をチェックするのが望ましいです。

Q:飲み物などをこぼしたら?
A:すぐに乾いた布で水分を吸い取り、固く絞ったきれいな雑巾などで叩き拭きします。変色した場合などは、洗剤などを使用するとひどくなる場合もありますので、ペルシャ絨毯専用のクリーニングに任せましょう。

Q:床暖房の部屋には?
A:手織りのペルシャ絨毯には接着剤など使用しておりませんので、問題なく使用できます。

Q:高価な絨毯にキズなどついたら?
A:専門家に依頼しますと、虫食い穴やたばこの焦げ跡、色の再生などが可能です。



各産地の特徴
シラーズ
イラン、ペルシャ絨毯の産地シラーズ特徴

戻る


ナイン
イラン、ペルシャ絨毯の産地ナイン特徴

戻る


クム
イラン、ペルシャ絨毯の産地クム特徴

戻る


タブリーズ
イラン、ペルシャ絨毯の産地タブリーズ特徴

戻る


イスファハン
イラン、ペルシャ絨毯の産地イスファハン特徴

戻る


アバデ
イラン、ペルシャ絨毯の産地アバデ特徴

戻る


カーシャン
イラン、ペルシャ絨毯の産地カーシャン特徴

戻る


ゴルトク
イラン、ペルシャ絨毯の産地ゴルトク特徴

戻る


サルーク
イラン、ペルシャ絨毯の産地サルーク特徴

戻る


マシュハド
イラン、ペルシャ絨毯の産地マシュハド特徴

戻る


ビジャー
イラン、ペルシャ絨毯の産地ビジャー特徴

戻る


キリムの話


もっと知りたい、キリムの話

イランのキリム
  1. キリムとは?
  2. キリムのテクニック(織り方)
  3. ペルシャキリムの特徴
  4. 染料・草木染めについて
  5. キリム選びのポイント
  6. お手入れ・洗濯方法



1、キリムとは?


キリムとは、平織りの敷物のことをさします。イラン・トルコ・アフガニスタンのかけての地域が世界最大のキリム生産国です。「鶴の恩返し」にでてくるはた織り機、縦に糸が張ってあり、そこに横糸を交わらせる様にして布を織っていきます。これが平織り。なので絨毯のように毛足がありません。

糸を縦と横に絡ませるというシンプルな発想は、人類の最も原始的な布の作り方であり、キリムの歴史は絨毯よりもはるかに古く、またアフリカ・南米・アメリカ原住民など世界各地で平織りの敷物は織られています。

イランでは、キリムを「ギリム」と発音します。イランのキリムは、昔々、移動して生活する遊牧民が敷物、テント、穀物や家財を入れる袋などの目的で、自然発生的にうみ出されました。生活の用具として各家庭で自分たちが使うために織られてきたのです。

キリムの素材は、ウールが主流ですが、ヤギ・ラクダ・コットン・シルクなどもあります。

キリムは、「軽い・携帯しやすい・丈夫」が特徴ですが、まさに遊牧民にとってピッタリの特性を持っているのです。

平織りのキリムシンプルな平織りの地





2、キリムのテクニック(織り方)


ペルシャキリムの素晴らしい点は、織りに関して、実に様々な技法を持つ点です。


キリム・平織り ベーシックな平織り
キリムの基本となる織り方で、トルコなど他国のキリムはほとんどがこの技法で織られています。織機に張った縦糸に水平に横糸を交差させるようにして織ってゆく。木や鉄のクシで横糸の織目を詰めながら織り進みます。
キリム・曲線織り 曲線織り
イランだけの技法です。普通は縦糸に対して横糸を水平に通していきますが、これに角度をつけて、縦糸の隙間に別の糸を差し込んで模様を織り込みます。差し込んだ部分の周りはカーブを描くように滑らかな曲線模様に仕上がります。
キリム・ソマック織 スマック織り
地となる平織りの織地に、別の横糸をぐるぐると巻き込むように絡めて織り込んでいきます。縦糸2本に1目が基本です。二重に平織りより丈夫で、モチーフのバリエーションも豊富です。
キリム・ジジム織 ジジム(ジャジム)織り
平織りの織地に、別の糸で刺繍のように模様を入れたもの。織り進めながら別糸を入れていくので、刺繍とは少し方法が違います。




3、ペルシャキリムの特徴


バラのキリム(ビジャー産) 華やかなバラのキリム(ビジャー産)

イラン人は、絨毯がないと生きていけないと言っても大げさでないくらい絨毯が好きです。家中どの部屋にもたいてい絨毯が敷いてあります。イラン国内での注目はほとんど絨毯にあるため、キリムはあまり注目されていないようです。 また、ヨーロッパを中心に海外でもペルシャ絨毯の方が断然人気がありますし、ペルシャ絨毯・キリムを海外に販売するペルシャ商人も絨毯のほうに力を入れています。というわけでペルシャキリムの特徴として、まず「商用化(外貨獲得が目的)されすぎていない。」という点が挙げられます。この点ではお隣の国トルコは、現在最大のキリム生産国ですが、外貨獲得の手段を目的として織られていることと大きく異なります。

そのため、デザインやモチーフなども産地ごとに特徴を色濃く残して現在に伝えられておりますので、キリムの特徴から○○あたりで織られたものということが判断できます。

また、イランという国自体のライフスタイルがいまだに昔ながらを残していますので、キリムの製法も比較的伝統製法をとどめているのも特色です。

価格の面では貨幣価値を考慮すると、日本では同等のグレードのトルコキリムと比べて安く購入することが出来ます。

安価なものは別として、ペルシャ絨毯と並んで、長い伝統に裏打ちされた確かな技術は現在に脈々と受け継がれていて、その芸術性の高さ、質の良さは世界一と言われています。




4、イラン主要都市とキリムの産地


イランのキリム産地地図

【主な産地とその特徴】

■シラズ地方(カシュガイ)
穏やかな気候のせいか、赤・青・緑・黄色・白・ピンクなどのカラフルな色を組み合わせたキリムが織られます。ひし形や三角形かぎ形などの幾何学模様の文様が多のも特徴。カシュガイとは部族の名前でギャッベ絨毯も織っています。

■グーチャン地方
イラン東北部トルクメン族の織るキリムは、ナチュラルなベージュを基調とした素朴な印象が多いです。部族や家の紋章をあらわす文様のほか、草花や動物などのモチーフも使われます。グーチャンはイランの地方都市マシュハド近郊の街でマシュハドでは絨毯の生産も盛んです。

■シルジャン地方
極細の織糸を使い、まるで針で刺繍したかのような非常に細かなキリムを織ります。モチーフは幾何学模様や動物などの連続柄が多く、赤、茶、濃紺などの重厚な色が使われます。

■サナンダジ地方(セネ・ビジャー)
トルコとイラクの国境付近にはクルド族が住んでいます。連続した花(特に薔薇)の模様や動物柄が多く、赤が印象的なポイントの色に使われます。また絨毯の生産も盛んで、キリム同様薔薇の花がモチーフとして使われます。

■アルデビル地方
イラン北部、アゼルバイジャン地方には、クルド族ほかトルコ系民族が多く、ペルシャ語が通じないこともあります。海の近くのせいか魚のモチーフも多く、その他動物や花模様もよく使われるモチーフです。シルクのキリムも多く織られます。




5、キリムの染料・染めについて


キリム・シルジャン産
織った後、クルミの染料に浸けられたキリム
クルミには虫除けの効果もあります。

ペルシャで絨毯・キリムが発達した要因の一つに、草木染めの原料が豊富にあったということが挙げられます。イランというと、「乾燥した荒野」というイメージが浮かぶと思いますが、カスピ海に近い北部は日本と同じく雨の多い気候ですし、南部の温暖な地域でも農作物の栽培が盛んに行われており、おいしい果物はお隣トルコやアラブ諸国に輸出されています。ザクロ・クルミ・麦・葡萄・アカネ・藍などの自生も多くまた栽培も盛んです。イランのザクロは日本でも有名ですね。



【化学染料と草木染め】
19世紀になり、時代の流れとともに科学染料も使われるようになりはじめました。科学染料にも良質のものからそうでないものまでありますので、一概に化学染料だから良くないとは言い切れませんが、草木から採取した天然染料と化学染料を比較すれば、色の美しさ、色のもちなどやはり草木染めにはかないません。 ほとんど化学染料が使われているトルコでも、近年草木染めを復興させようという動きが見られるようになりました。イランでも化学染料のものがつくられておりますが、草木染めもまだまだ健在で、廃れてしまったわけではありません。

化学染料と天然染料の違いを判断するのは、現在では結構難しいことだと思います。キリムを主要な産業としている国では、化学染料でも草木染め風に色むらをつくったり、織り上げたキリムを天日にさらして色あせさせたりするケースもあるようです。日本でも最近キリムを扱う店が多くなりましたので、いろいろなお店をめぐって多くのキリムを見て下さい。双方の違いが分かってくるはずです。



【草木染めについて】
化学染料のキリムは、色あせするとその美しさを失っていくに対し、草花や虫からとれる天然染料は、使い込むほど美しい色になると絨毯屋さんはみなそういいます。

とはいえ、草木染めのキリムも天日にさらされれば色あせします。だからといって大切にしまっておくということはしないで下さい。キリムは使ってこそ意味のあるものです。たまには敷く向きを逆にしたりすれば日のあたる方だけ色あせが目立つことが避けられます。

また、草木染めのキリムも色落ち・色移りしますので、濡れたときや洗濯の時など注意が必要です。



【草木染めに使用される植物】
  • 赤 ・・・・・アカネの根、ザクロの皮、コチニールなど
  • 青 ・・・・・インディゴ(藍)など
  • 黄 ・・・・・ピスタチオ、サフラン、レモンの木
  • 緑 ・・・・・クルミ、オリーブの葉
  • オレンジ・プラムの木の皮など
  • 茶、黒・・・茶葉、ピスタチオ、クルミの木の皮、鉄など
さまざまな植物を使って実に豊富な種類の色に染めるのですが、アカネは根の生育年数によって色の濃さが違います(年数を経るごとに濃くなる)し、インディゴは糸を染料に浸ける回数で濃淡を出したりします。



【草木染めに使用される媒介について】
キリムの色は実に多様です。特にペルシャキリムのポイントとなる色は赤色ですが、鮮やかな青色もよく使用されます。とても草木から採取したものだと信じられないほどのはっきりとした明るい色です。草木染めじゃないのでは?と思われるかもしれません。もちろん草木のみでは、充分な色には染まりません。このような色を作るのには、染を促進させる媒介を用います。木の灰汁(アク)、酢、石灰、ミョウバン、鉄、塩、根や果実の汁などいろいろ使われます。ナスのお漬物を漬ける際にミョウバンを加えると鮮やかな紫になりますが、その要領です。このような昔の人の知恵に本当に感心させられます。




6、キリム選びのポイント


キリムの魅力の一つに、手作りのオリジナリティが挙げられるのではないでしょうか?機械で大量生産するものではないので一枚一枚が一点もので個性があります。私は、お気に入りのキリムとの出会いは、人と人との出会いと似ている様な気がします。本当に偶然見て一目ぼれして買う方、買おうかどうしようか迷っていて意を決して買おうと思ったら時間差で売れてしまっていたキリム・・、こんなのが欲しいって探している時に限って見つからない、なんとなく運命を感じませんか?
キリム選びも、楽しみの一つ。じっくりとお気に入りの一枚を見つけてください。

【キリムを買おうと思ったら・・】
まず、使用する場所に合ったサイズを選びましょう。メジャーでサイズを測っておくとサイズが違ったなどという失敗を避けられます。また、キリムは縦横どのように敷いても自由ですし、短いサイズのものを並べて敷いてランナーにしてもかまいません。使用する場所のサイズは確認しつつ、自由な発想でキリムを選んでください。

また、事前にある程度キリムについての知識を持っておいたほうがより失敗せずに満足できる買物ができると思います。(ここをご覧の方は、だいぶ詳しくなられたと思いますが・・。)インテリア雑誌にもキリムを使った素敵なお部屋の写真が載っていますので参考にするとよいと思います。

【キリムの品質について】
キリムの良し悪しや価格は、使用している原料・糸を染める染料・織りの丁寧さなどで決まります。

■原料となる糸
何でもそうですが、原料となる素材は重要です。イラン高原ような乾燥したところで育った羊毛は弾力があって丈夫です。これはペルシャキリムの発展要因の一つです。羊の種類や産地、糸のつむぎ方などで品質のランクは決まります。また、使用する部位によっても違いがあります。ウールだと、羊の背中側の毛を使えば硬い手触りになりますし、お腹側の毛を使えばチクチクしない柔らかいキリムとなり、1匹の羊から取れる毛の量も少ないので値段も上がります。

■糸を染める染料
草木から採取した天然染料と科学染料を比較すれば、色の美しさ、色のもちなどやはり草木染めにはかないません。時代の流れとともに科学染料が多く使われるようになってきており、草木染めのキリムの値段も上昇しています。科学染料にも良質のものからそうでないものまでありますので、一概に化学染料だから良くないとは言い切れませんが、草木染めの人気の高まりとともに、化学染料のキリムを草木染めと偽って高値で売られる場合もありますので、海外で購入する場合などは注意も必要です。

■織りの丁寧さ
上質なものは、当然ながら織りも美しいです。織目がしっかり詰まっている、糸の継ぎ目や端の処理など細かな部分も丁寧に処理されています。

【購入前にもう一度チェック!】
気に入ったキリムを購入する前に、
*遠目で見て、全体のバランスなどをチェック。
*接近して、糸が切れている部分が無いかチェック。
すれば間違いないでしょう。



7、キリムのお手入れ洗濯方法


絨毯やラグを自分で洗うという習慣がない日本では、ともすると汚れたら捨てて、新しいものに買い替えるという感覚なのではないでしょうか。しかしキリムは自分で洗って使えるものなのです。イランのTVでは、ラグ用洗剤のCMも結構流れています。みんな絨毯やラグは家庭で洗うのです。


【普段のお手入れは】
■普段の掃除はとても簡単。棒などで叩くか、掃除機でほこりやゴミを吸い取ってください。また、湿気を嫌いますので時々干して風に当てると良いです。

■キリムは、草木染めでも色落ちしますので、ひどく濡れるなどした場合に色にじみや他のものに色移りすることがありますので注意しましょう。

■水に濡れた時はすぐに乾いた布などで十分に水気を取り除きます。またコーヒーや飲み物などをこぼした時は、すぐに汚れの上に塩をかぶせて水分を吸わせます。乾いた布でその塩を取り除いたら、濡れた布で叩き拭きし、仕上げに乾いた布でトントンと水分を取ります。可能であれば、すぐ水洗いすればよりいいでしょう。

■長期間使わないでしまっておく場合には、湿気の少ない場所を選び、防虫剤を使うことをお勧めします。


【キリムを洗う前に】
*店長もこんな失敗をしました*
まだ私がキリムと出会ったばかりの頃、「キリムはウールだからドライマークもウールも洗える洗剤・エマールなら大丈夫だろう」自己流で使ってみたことがありました。(日本の洗剤は良い物だと過信していた部分もありました。)結果は、見事失敗・・。色にじみしてしまいました。それからは、頭髪用シャンプーで洗うようにしています。

*実際の経験から*
よく「キリムを洗うのにウール用洗剤を使いましょう。」と言われていますが、キリムを数多く洗ってきた経験から、ウール用洗剤はあまり使って欲しくありません。何故か?ウール用洗剤を使うと色にじみや色移りしないまでも、色落ちの程度が大きくなってしまうからです。例えば赤紫のキリムを洗った時の水の色が赤紫色になっていたら・・それは汚れの色ではなく、染料の色です。この点、頭髪用シャンプーですとあまり洗濯の水に色がつきません。

【水洗いの手順】
●ウール製の場合●
1、お湯は使わずに、必ず水で洗います。
草木染めのキリムも洗うと色が出ます。お湯だと出た色が、にじんだり色移りしてしまいます。絶対お湯は使わないでください。

2、洗剤を使って洗う場合は・・
軽い汚れは水だけで充分ですが、洗剤を使う場合は、専用の洗剤か、頭髪用のシャンプーを使います。個人的には、市販のウール用合成洗剤などの使用はお勧めしません。また中性洗剤は、絶対に使わないでください。色がにじみます。ウール用洗剤も中性のものがありますので、ご使用の前に表示をよく確認しましょう。塩には色落ちを防ぐ効果があるので、洗剤に塩を混ぜるとより良いです。畳サイズで大さじ2ぐらい、洗剤の量は表示に従います。

3、洗い方
風呂場などにキリムを広げて、ブラシやタワシなどでこすって汚れを落とします。あとは水で十分に洗剤成分を流してください。水を含んだキリムはとても重くなりますが、湯船のヘリに乗せたりして水気をある程度切ると扱いが楽になります。

4、干す前に
洗濯機で脱水できるサイズならたたんでネットに入れて(そのままだと形が崩れる恐れもあります)、脱水すると乾きが早いです。脱水せずに十分水気を切って、形を整えて干しても構いません。

5、天日に干しても大丈夫。日陰でも良いです。

6、ドライクリーニングはやめましょう。
化学薬品を使うので、生地が傷みますし、変色など思わぬトラブルの可能性があります。

ペルシャ更紗の話

イランの手染めコットン、ペルシャ更紗(ガラムカール)

ペルシャ更紗(ガラムカール)とは?

ペルシャ更紗(さらさ)は、ペルシャ語でガラムカールといい、イランの古都
イスファハーンの名産です。模様を彫りこんだ木型に天然染料をつけて、
スタンプを押すようにドンドンと叩いて絵付けされた木綿布です。
木型や染料の色をかえて何十回とこの作業を繰り返し、一枚の布を仕上
げます。端の房も手で一つ一つより合わせます。全てが職人さんの手作業
で作られる為、この布からは不思議な温かみが感じられます。



イランの手染めコットン、ペルシャ更紗(ガラムカール)の生地拡大写真1
布全体に模様が施されています
イランの手染めコットン、ペルシャ更紗(ガラムカール)の生地拡大写真2
ペルシャから日本に伝わった唐草模様
イランの手染めコットン、ペルシャ更紗(ガラムカール)の生地拡大写真3
丸形の更紗は端ミシンに房を付けた形
イランの手染めコットン、ペルシャ更紗(ガラムカール)の生地拡大写真4
端のフリンジも一つ一つが手作業



イスファハーンの工房にて

イランの手染めコットン、ペルシャ更紗(ガラムカール)の染付け木型 手に持っているのが木型。模様のパーツごとに沢山の型があり、これで布に模様をつけます。この木型は、梨の木で代々もう100年位使っているとのこと。すごい年季です。
イランの手染めコットン、ペルシャ更紗(ガラムカール)の染めの工程 このように手でドンドン叩きます。手が痛くならないのかしら?一色づつ木型をかえて何度も色を重ねてゆきます。どの木型もそんなに大きいものではないので、布が大きくなるとこの作業が数百回にも及ぶということです。
イランの手染めコットン、ペルシャ更紗(ガラムカール)のデザイン帳 デザイン帳を見せていただきました。このモチーフは4色使っているので、4種類の木型を使って1色づつ計4回色を重ねます。
このようにして出来たガラムカールはこの後、川原に持っていって川の流水で洗って干して乾かします。すべてが手作業であるということに、本当にすごいなと感心させられました。



マルチクロスとしてお使い下さい。

コットン100%の肌触りの良い柔らかな布で、水洗いもOK。
適度に厚みもありますので、マルチカバーとして色々な使い方が出来ます。
テーブルクロスやソファーカバー・ベッドカバー、ホコリよけなどに最適です。

イランの手染めコットン、ペルシャ更紗(ガラムカール)のソファーカバー イランの手染めコットン、ペルシャ更紗(ガラムカール)のクッションカバー
イランの手染めコットン、ペルシャ更紗(ガラムカール)のテーブルクロス
イランの手染めコットン、ペルシャ更紗(ガラムカール)の下敷き イランの手染めコットン、ペルシャ更紗(ガラムカール)のベッドカバー



お洗濯・お手入れ方法

ガラムカールは、布の端をフリンジ状により合わせて縛って仕上げています。
水洗い出来ますが、フリンジ部分が解けないように手洗い等でやさしく洗ってください。

色落ち・色にじみを避けるため、お湯は使わず必ず水で。その時塩を混ぜると色落ちがおさえられます。

洗濯用洗剤で洗うと、生地自体のベージュ色が落ちます。生地の色落ちを防ぐためには、頭髪用のシャンプーで洗うことをお勧めします。
イランの手染めコットン、ペルシャ更紗(ガラムカール)の洗濯前と後右側のように白っぽくなります。

ネット店カレンダー
  • 今日
  • 定休日
  • 臨時休業日

実店舗のご案内
来店予約はこちら

ページトップへ