ギャッベの話
- 当店のこだわり&当店のギャッベが安い理由
- ギャッベのふるさと
- ギャッベを織る〜カシュガイの遊牧生活
- ギャッベの色〜草木染め
- ギャッベの種類、ランク
- ギャッベと暮らす〜お手入れ

ギャッベは可愛らしい柄で人気、厚さ2センチ位のふかふかしたウール絨毯です。
1、当店のこだわり&当店のギャッベが安い理由
| 「デパートやインテリアショップに並んでいるギャッベは、お店によっては2倍、3倍の値がついているけれどどうして?やっぱり品質が違うのですか?」というご質問を頂くことがありますが、ギャッベの価格はなぜ大きな差があるのか、お答えします。 一般的な流通では、現地の問屋、輸入業者や商社など複数の中間業者の手を経てお店に並んでいますので、その間々でそれぞれ数十パーセントの手数料が上乗せされていきます。ですから店頭に並ぶまでに、かなり価格が上がってしまいます。また、イランから直接輸入しているお店などの場合でも、現地の問屋を介していたり、バイヤーに委託していたりと何かと経費が掛かります。さらに、店舗を構えていると地代家賃、展示会では場所代や売上手数料などの経費が掛かります。特に首都圏をはじめとする大都市などではその経費がかなり掛かります。 当店では、販売に関する経費をかけずに運営しておりますので、同等レベルのギャッベが他の2、3割安、場合によっては半額以下で販売することが可能になっています。 また、最近インターネットで取り扱うお店が増えてきたギャッベですが、「業者を介さず直接買い付け」でも多くのショップは現地の問屋街を利用しているようで、なじみの問屋ともなると、「今回は買っていかないの?どこどこのお店は今年は幾ら分くらい仕入れたよ。」とか「最近日本から買いに来た人がいるよ。」とか名刺まで見せてくれたりします。(当店の情報も言われていると思うと複雑ですが・・・)というのも、ギャッベの織り子である遊牧民は、元締めと契約の下にギャッベを織っているので、ブームに乗ってにわかにギャッベを売ってくれ、織ってくれと横から直接交渉しても無理なのが実際のところなのです。ただ、問屋にならオーダーを出すことは可能です。しかし、問屋を介しての商用生産品となりますので、完全な直接買い付けや遊牧民の家庭織りではないと考えた方が賢明かと思われます。 そのような困難さがある中、当店では法人化以降、他店との差別化を図り、独自のオリジナリティを追求するため、ギャッベに関して独自の仕入れルート開拓に力を注いできております。まずは仕入れでの取引額が千万(円)単位でなければ話になりませんので多少時間を要しましたが、2007に現地に支社を開設するまでに至り、輸出関連やギャッベのふるさとシラーズへのアクセスも容易になりました。近年のギャッベブームに伴い商用生産品が増え続ける中、基本的には草木染めや伝統製法にこだわった昔ながらのギャッベをご紹介してまいりたいと思っております。当店だけの「オンリーワン」を目指して、まだまだ進行形ではありますが、今後の発展をあたたかく見守っていただければ幸いです。 |
2、ギャッベのふるさと〜イラン・シラーズ地方

| ギャッベ(ギャベ)とは、イラン南西部ファールス州のザクロス山脈周辺の高原の遊牧民(カシュガイ族、ロリ族など)によって手織りされる毛足の長い絨毯のことで、その歴史は古い。ギャッベは、ペルシャ語で「粗い(rough)」という意味ですが、世界的に有名な緻密な高級絨毯であるペルシャ絨毯の場合、ランクにより差はありますが大体は1センチ四方に40〜100目位の結び目数であるのに対し、ギャッベは1センチ四方に10目位。ギャッベは、ざっくりと織ってある絨毯です。また、遊牧生活から自然発生的に生み出されたようなギャッベの色とデザインは、絨毯の起源とも言えるようなシンプルなものであります。 ギャッベはもともと、遊牧民が山岳地帯や荒れ地を移動する生活で、テントの敷物、寝具、寒い夜には家畜を保護するカバーの役目として織り使われた遊牧民の生活道具でありましたが、近年欧米や日本でのギャッベ人気の高まりにより、輸出用の生産が増加して、工場での染色や仕上げの作業がされるケースも多くなっています。しかし、ギャッベを織るのは、以前と変わらず遊牧民であり、シラーズはギャッベの故郷であります。 ※ギャッベブームに伴い、トルコ製、インド製、中国製、日本製などのギャッベを模倣した絨毯が「ギャッベ」と称されて販売されておりますが、正確には、「ギャッベデザインの絨毯」であり、色柄や品質など本物のイラン産ギャッベとは異なる商品ですのでご注意ください。当店で取り扱っているギャッベは全てイラン産の本物です。 |
3、ギャッベを織る〜カシュガイの遊牧生活
![]() | 高原と羊の群れ。ギャッベの色のゆらぎはこの広大な空と大地を描いたもの。目に映る風景が、ギャッベのデザインの源になっている。 |
![]() | イランの羊には、白、ベージュ、グレー、紺などさまざまな毛色があり、この自然な色はそのままギャッベ独特のアブラシ(色むらのグラデーション)に活かされる。背中の赤は、自分の所の羊とよその羊を見分ける目印。ギャッベ(特に無染色のもの)にも、赤、ピンク、オレンジ色などの色のついた毛が部分的に少し混在している場合がありますが、これはこの目印の部分の毛が混じってしまったもの。 |
![]() | 羊は遊牧民の生活に欠かせない家畜である。 |
![]() | 昔ながらの大きなハサミを使って、羊の毛を刈り取る作業。 |
![]() | 羊毛から糸を紡ぐ。 |
![]() | 手紡ぎされたウールの糸。これでギャッベのパイルが結ばれる。 |
![]() | テントの中、床にしつらえた水平の織機で絨毯を織る娘さん。ギャッベには手本やデザイン画はなく、頭に浮かんだイメージを即興で織り込んでいく。 |
4、ギャッベの色〜草木染め
染料の調合や染めの回数によって、多種多彩な色を表現できる。
ギャッベを染める釜
釜で染色されるウール
染色後、干す
5、ギャッベの種類・ランク
![]() ざっくりした織りのごく一般的なギャッベ、毛足の長さは18〜25ミリ位。 | ![]() ノーブランドのアマレ・カシュクリレベルの織りの細かなギャッベ。厚みが15ミリ位。 | ![]() ゾランヴァリ社のロリバフ。縁かがりの細さを見て頂ければ細かさのレベルの違いが分かる。 |
●ギャッベ ペルシャ語で粗いという意味の「ギャッベ」、一般的なギャッベは、厚みが15〜25ミリ、織り密度は1センチ四方に10結び(ノット)程度。バザールで流通しているギャッベの多くがこれにあたります。時代の流れとともに今では、化学染料で染められたものも増加してきておりますが、織り手は以前と変わらずシラーズ地方の遊牧民であります。 ●ファインギャッベ 目が細かいギャッベ、織り密度は1センチ四方におよそ15〜30結び(ノット)程度。織りが細かい分、一般的なギャッベに比べやや薄手で厚みは10〜15ミリ位。100%化学染料のもの、化学染料と天然染料を調合して染めたもの、数は少ないが草木染めのものなど、さまざま。 ●スーパーファインギャッベ ゾランヴァリ社の「アマレ」「カシュクリ」「ロリバフ」ランク。他のアマレ、カシュクリよりさらに高密度で、1センチ四方におよそ35〜50結び(ノット)と部族絨毯や目の粗いランクのペルシャ絨毯よりも高密度のものもあり、「ギャッベ」と呼ぶには細かすぎるという印象も感じられます。また、今ではバザールで流通しているギャッベには化学染料が使われているものも少なくありませんが、ゾランヴァリ社の「アマレ」「カシュクリ」「ロリバフ」ランクは、全て100%草木染めで作られており、まさにギャッベの中の最高峰とも呼べるものであります。 ※ゾランヴァリ社は自社ブランドのオリジナリティに非常に厳格でデザイン〜糸の染色〜水洗い〜仕上げ作業まで全て自社工場内で自社のスタッフが行うという徹底したブランド管理を行っています。 ※当店ではゾランヴァリ・イラン本社から直接買い付けております。ゾランヴァリ社製の証として商品タグ確認を推奨しているところもあるようですが、ゾランヴァリ社では、偽造が容易であるという観点から、全商品に統一した形でのブランド証明タグは発行しておりませんので、タグ=品質保証ではありません。(同社では依頼があれば発行もするというスタンスのようです。) 代わりに、ゾランヴァリ社では商品一枚一枚に番号を付け在庫管理しております。タグ記載の商品番号にてゾランヴァリイラン本社へ直接お問い合わせされるのが確実です。 | ||
6、ギャッベと暮らす〜特性とお手入れ方法
●ギャッベの特性
●購入後のお手入れ方法
|
商品情報 |













